2019年12月5日 第49号
11月23日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーのダウンタウンにあるHoliday Inn Hotel & Suites でJETゴルフクラブの納会が行われた。この会にはJETゴルフクラブ会員だけでなく、バンクーバーにあるゴルフ場関係者やJETゴルフクラブを支持するスポンサーなど、合わせて約40人が参加した。
壇上に立ち成績を発表する南雲会長とそれを聞くメンバーたち
JETゴルフクラブとは
JETゴルフクラブは1972年の9月にバンクーバーにあった2つの日本人ゴルフクラブが合併してつくられた。当時から歯科技工士やコックなど様々な職種の人がいたという。合併された際にクラブ名は新しくJETゴルフクラブと名付けられた。この名前にはJET気流のようにクラブが繁栄するようにという意味と、Japanese Exported Talentsという2つの意味が掛け合わされている。以後JETゴルフクラブは2019年現在、一度も途切れることなく47年間メトロバンクーバーで活動している。
当日の納会の様子
当日は18時から18時半の受付であったが、多くの参加者が18時前には着席していた。それほど多くの参加者がこの会を楽しみにしていたのだろう。会長の南雲さんに話を聞くと、「ウチはルールにしっかりしているんです」と笑いながら語った。「ゴルフもちゃんとルールを守らないと面白くない。このクラブは年に16回から18回程トーナメントを開催したり、優勝者には商品を用意したり、メンバーの年間のゴルフのスコアをデータで管理したりとしっかり運営しています」と話す。毎回役員がメンバーの出欠をチェックしたりゴルフ場に早めに行ってスコアラーの準備をするという。そうして1年間集めたデータをもとにした皆勤賞や成績優秀者の発表を聞きながらのホテルの豪華な食事や、ラッフルチケットによるくじ引き大会は大盛り上がりであった。
JETゴルフ会員へのインタビュー
1973年からJETゴルフ会に参加している大橋さんにJETゴルフ会とゴルフの魅力をインタビューすると、「JETゴルフクラブには本当に気の合うゴルフ仲間が集まっている」と語った。JETゴルフクラブでは月に1回か2回大会が開かれるが、それ以外にも個人や会員同士でそれぞれ週2回から3回はゴルフをしているという。そして「ゴルフが終わったら皆んなと食事をしたり、ビールを1杯飲むことがとても幸せです」と言い、また「ゴルフは健康にも良いし、例えゴルフが下手でも人に迷惑をかけずに個人で楽しめるところもまた魅力です」と話した。
参加者の奥さんへ感謝を込めて、胡蝶蘭の花を贈呈
JETゴルフクラブの納会で1番の盛り上がりを見せたのは、南雲会長が用意した胡蝶蘭の花を来場したメンバーの奥さんに贈る時であった。南雲会長や役員がマイクでメンバーの奥さんと旦那さんの名前を読み上げ夫婦を壇上に招き、その日1番目立つところに置かれていた蘭の花の鉢植えを、1つずつ丁寧に手渡しで渡した。初めは少し照れくさそうにしていたメンバーも、蘭の花を手にとり夫婦で撮った写真の顔は皆満面の笑顔であった。その後、南雲会長が閉会の言葉を述べると「南雲会長ありがとうー!」と会場から自然と声があがり、終始穏やかなムードの中、2019年のJETゴルフクラブ納会は幕を閉じた。
(取材 舛岡雄介)
当日の会場の様子。成績やラッフルチケットのくじ引き大会も大盛り上がりであった
胡蝶蘭の鉢植えを受け取り、夫婦で写真を撮るJETゴルフクラブメンバー