5月10日ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)人類博物館で、同博物館による仏教美術をテーマにした新しい展覧会“Visions of Enlightenment”の開催を祝して、レセプションが開催された。
レセプションでは、書道パフォーマンスが行われたり、スティーブストン佛教会僧侶により日本語と英語で三奉請が読まれたりし、会場に集まった多くの人々の関心をひいた。
UBC人類博物館が仏教をテーマにした展覧会を行うのは、これが初めてだという。約35の展示品は、4〜5世紀から近現代の作品まであり、地域も日本・韓国・中国・タイ・カンボジア・ミャンマー・チベットなどさまざまだ。これらは、UBC所蔵のコレクションの他、グレーター・ビクトリア美術館やBC州内の個人収集家から借りた物も含まれるという。
中でも注目したい作品は、4〜5世紀にガンダーラで制作された仏陀の像だ。また、日本で室町時代や江戸時代に制作された掛物や仏像、僧侶の袈裟も展示されている。展覧会は、9月30日まで同博物館のオブライアン・ギャラリーで開催される。

(取材 熊坂香)

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