開会式では、JSS会長の奥村征照氏が日本語および英語でスピーチを行い「UBCで大会が開催できて、光栄です。大会を通じて、カナダの方々と親交を深めてほしいです」と、語った。この後、日本国およびカナダ国の国歌斉唱と、日本人選手による選手宣誓が行われた。
競技種目は、男女200M個人メドレー、男女50Mおよび100M自由形、男女50Mおよび100M平泳ぎ、男女50Mおよび100M背泳ぎ、男女50Mおよび100Mバタフライ、男女200Mフリーリレーなど、計20種目であった。最後までベストを尽くして泳ぎきる選手たちに対して、日本語と英語により温かい声援や惜しみない拍手がもたらされるなど、大会は終始和やかな雰囲気で開催された。
大会には、シドニーオリンピック100M背泳ぎで銀メダル、4×100M・メドレーリレーで銅メダルを獲得した中村真衣さんも特別ゲストとして参加した。中村さんは、モントリオールで行われた世界選手権に参加したことがあり、カナダを訪れるのは2回目だという。本大会について「楽しく泳ぐのは世界共通だと認識しました」と、コメントをもらった。表彰式は当日の夕方、シェラトンバンクーバー・エアポートホテルで行われた。表彰式と共にパーティーも開催され、会場内は大いに盛り上がった。
参加者コメント
「プールが途中から深くなるので、泳いでいても止まっているような感覚がし、やや戸惑いました。カナダの皆さんはとても優しいですね。わからない点などを、親切に教えていただきました」(石川県・女性・水泳歴15年)
「アルバータ州に姪が住んでいるのですが、本日の大会のために応援に駆けつけてくれました。今回の大会では、隣のレーンで泳ぐカナダ人選手の足が見えたので、いつもと違い、やや焦りを感じました」(兵庫県・男性・水泳歴33年)
「国際親善大会に参加するのは初めて。とても楽しい」
(カナダ・女性・10代)