2019年2月14日 第7号

 全米日系人博物館(ロサンゼルス)は、日本財団と協力し、世界各地の若い世代の日系人を対象にした意識調査「若手日系人調査(Global Youth Nikkei Research Project)」を実施します。

 このプロジェクトは、世界各地の日系人コミュニティーのアイデンティティーや文化を調査し、世界中のさまざまな場所での「日系/ニッケイ」の意味をより深く理解すること、また日系人コミュニティーの今後のニーズや課題を見出すことを目的としています。こうした日系人に関する調査が世界規模で行われるのは今回が初めてです(日本財団調べ)。

 今回のプロジェクトは、18〜35歳の日系人を対象とするもので、先祖が日本から移住した時期や移住先、対象者の現在の居住地は問いません。アンケートの回答は、日本語、英語、ポルトガル語、スペイン語の4言語で受け付けています。所要時間は10〜15分程度で、回答期限は2019年2月28日です。

 

アンケート:https://jp.surveymonkey.com/r/TNFNikkeiSurveyJP(日本語)

 

 アンケート調査後、フォーカスグループ(座談会形式での調査)をアメリカ、日本、ブラジル、カナダ、オランダ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、イギリス、オーストラリアの10カ国で行う予定です。調査結果は、2020年4月以降に発表します。

 今回のプロジェクトを率いるのは、カーティス・タカダ・ロックス博士(ロヨラ・メリーマウント大学準教授)とリンジー・ササキ・コガサカ博士(ポモナ・カレッジ上級研究員)です。

 このプロジェクトを立ち上げた日本財団は、1962年に設立された非営利の慈善活動団体で、教育、福祉、公衆衛生などの分野で世界各地で活動を行い、これまで100カ国以上でプロジェクトを実施してきました。

 

■「若手日系人調査(Global Youth Nikkei Research Project)」
お問い合わせ
日本財団・大久保郁子
E-mail:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

■全米日系人博物館 概要
 ロサンゼルスのリトルトーキョーにある全米日系人博物館は、非営利の博物館として1992年に開館しました。日系アメリカ人の歴史と経験を伝えていくことにより、アメリカの人種や文化の多様性に対する社会的理解と認識を深めていくことをミッションとしています。

〈アクセス〉
100 N. Central Ave., Los Angeles, CA 90012

〈開館時間〉
火〜日曜11:00-17:00(木曜は12:00-20:00)

※入館は閉館時間の30分前まで 月曜および独立記念日、感謝祭、クリスマス、元日は休館

〈入館料〉
大人 12ドル
シニア(62歳以上) 6ドル
学生(要ID)、6〜17歳 6ドル
5歳以下、当館会員 無料

※毎週木曜日17:00-20:00、第3木曜日、および当館会員は無料

〈一般お問い合わせ先〉
Phone: 213.625.0414
Toll-free: 800.461.5266
Fax: 213.625.1770
Web: http://www.janm.org/

■報道関係者お問い合わせ先
全米日系人博物館 日本語渉外担当・三木
TEL: 213-830-5636
E-mail: mmiki.janm.org

2019年2月7日
全米日系人博物館

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。