2019年2月14日 第7号

2月10日、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市の食品店フーディワールドで岩手県産のりんごの試食会が行われた。

 

写真奥は赤色の「ふじ」、手前の黄色のりんごは「冬恋」

 

 2018年6月のカナダ側の植物検疫の規制緩和により、日本からのりんご生果実の輸出が可能になった。その規制緩和を受けて最初に動き出したのが、盛岡市を中心とした岩手中央農業協同組合だ。盛岡市はビクトリア市と姉妹都市。また2020年の東京オリンピックでは盛岡市がカナダの卓球チームとラグビー女子の受け入れ地という縁もある。

 当地で販売されるりんごの品種は「ふじ」、そして糖度が高く蜜の量の多い岩手県オリジナルの品種「はるか」の中でもグレードの高い特製版「冬恋」の二つ。降雪の心配の少ない岩手県では、青森県よりも遅い時期での収穫が可能なため完熟状態で収穫できるという。「味には自信があります」とJAいわて中央りんご部会長北田健さんは太鼓判を押す。なお現在のところ盛岡のりんごはビクトリア市のFujiya (3624 Shelbourne St, Victoria)と、 Foody World (3000 Sexsmith Rd, Richmond)で購入できる。

(取材 平野香利)

 

「おいしい」と言わせる力のある自慢のりんごが振る舞われた

 

盛岡市農林部長の長澤秀則さん(写真左端)がりんごをかぶってプロモーション

 

盛岡市の祭り「さんさ踊り」の「ミスさんさ」も登場

 

お囃子の太鼓と笛の音が会場を盛り上げた

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。