2018年12月6日 第49号

11月23日、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市にあるJTBインターナショナル・カナダ本社会議室で、映画「リーディング」の上映が行われた。主催は、オジャ・エム・後藤さんとサミー高橋さんのユニット、OSフォーラム(Ojha and Sammy Forum for the Harmony of Mind, Body and Spirit)。エドガー・ケイシーは、20世紀初頭、催眠中に病気療法、過去生、予言などを語った。この記録はリーディングと呼ばれている。1万4千件を超すリーディングを残したエドガー・ケイシーの人生とリーディングを検証するこの映画を約40人が観賞した。

 

左から光田秀会長、白鳥哲監督、オジャ・エム後藤さん、ひとりおいて、サミー高橋さん(写真提供 サミー高橋さん)

 

ケイシーが遺した人類への道すじとは

 エドガー・ケイシー(1877〜1945)はアメリカ・ケンタッキー州で生まれた。23歳の時に原因不明の失声症にかかり話すことができなくなってしまった。治療法が見つけられずにいた時、催眠療法を行う人物に出会った。催眠術にかけられたケイシーは、自らの病状とその治療法を語り始めたのだ。その後、ケイシーは催眠中に依頼を受けた人たちの病気の治療法を語るようになる。ケイシー自身には医療知識は全くないにもかかわらず、催眠中には医学専門用語を話したという。そのうちに、ケイシーが催眠中に話したことがらを記録に残すようになる。このリーディングの記録は、現在バージニア州にあるエドガー・ケイシー財団に保管されている。

 エドガー・ケイシーのリーディングは病気の治療や美容健康に関することが9千件以上と大半を占める。その他、依頼者の過去生を探りそこから現世でのより良い生き方を指南するライフリーディング、夢解釈、ビジネスに関するリーディングなどがある。ケイシーが語る治療法の中心をなすのが、食事療法とひまし油温熱パック。この映画では、こうしたケイシー療法でガンや皮膚の病気である乾癬などが治癒したという人や、ケイシー療法を勧める医師の証言を紹介する。アメリカロケでは、ホリスティック医学博士、催眠療法士、エドガー・ケイシー財団のCEOなどとのインタビューも行っている。また、ケイシーの半生を描く回想ドラマには、日本で活躍するアメリカ出身タレントのセイン・カミュなどが出演している。この上映会後は、「ぜひこの療法を周りの人に知ってもらいたい」「もっと多くの人にこの映画を見てもらいたい」という声が聞かれた。

 

「リーディング」を監督した白鳥哲監督に聞く

—映画「リーディング」で観客に伝えたいメッセージとは?

 「殺人、テロ、戦争…。いま世界を見回すと痛ましい事件が日常茶飯となって起きています。この現象の根源には『唯物的価値観』があると考えられるのではないでしょうか。最先端の量子論では『宇宙が意識で満たされている』ことが説明され始めており、『意識』とは、すなわち太古からいわれている『魂』の領域だと考えます。そしてこの『魂』の視点での気づきが生まれた時に、人の生き方は大きく変わっていくと確信しています。生命現象は脈々とつながっていて、一見物理的に関わりがないようでもお互いに絡み合っています。それは『自分のおこないは全て自分に戻ってくる』ということです。人をあやめれば、そのあやめたことが記録され、やがて自分自身の記憶を通じて受け取ることになり、逆に他者に対して愛や敬意を捧げられると、将来記憶となって自分自身が受け取ることになるのです。生死を超えて記録が伝承される、『生死を超えて生きる』という視点がこの映画を通じて伝えたいと思っていることです」

—この映画を制作したことで監督ご自身が得た気づきとは?

 「アメリカでの取材の後に、歯茎が腫れて左上顎洞炎という診断を受けました。その後、ケイシーのリーディングに書かれている体内浄化、意識の浄化を努めて行うと、1カ月後、上顎洞にあった膿がCTスキャン上、消えていたのです。ケイシーのリーディングに書かれている身体に関する情報、心に関する情報、魂に関する情報の確かさを実感しました。この体験から人は肉体だけの存在ではなく、生死を超えた魂の存在であると思い、生きるように変わりました。そして今は、魂を汚す生き方は止めよう、魂を清める生き方にしていこうと素直に思えるようになっています」

 

「リーディング」にも出演している日本エドガー・ケイシー・センターの光田秀会長

—ケイシーのリーディングはどのような気づきを我々にもたらすと思いますか。

 「現代人の大半は、唯物的世界観の中で生きており、肉体としての自分がすべてであると考えて人生を送っている。どうせ死ねば自分は無になるという人生観は、結局のところ、人生から誠実に生きる意義を奪ってしまいます。そのような現代にあって、エドガー・ケイシーのリーディングは、人間の本質が永遠不滅の高貴な魂であることを、推論ではなく、具体的な現象として証明するものであり、人々に生きる勇気と希望と喜びを回復させるものであると考えます。また、7割近くが病気の治療に関する情報であり、現代医学が治せないでいるさまざまな難病に対しても、優れた治癒を示しており、まことに現代に与えられた福音であります」

—お勧めしたい書物などはありますか。

 「エドガー・ケイシーについて幅広く知りたい場合は、『眠れる予言者エドガー・ケイシー』(光田秀著・総合法令出版)、エドガー・ケイシーの健康法について知りたい場合は、『人生を変える健康法』(福田高規著・たま出版)、輪廻転生とカルマの法則については、『転生の秘密』(ジナ・サーミナラ著・たま出版)などが入門として適しています」

(取材 大島多紀子)

 

映画のポスター(写真提供 (株)Office Tetsu Shiratori)

 

映画の内容に強い関心を示した観客も多かったようだ

 

 

 

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