45店舗以上のクリスマスブース
本イベントはそもそもドイツの伝統的なクリスマスを紹介すると同時にお祝いするのを目的で開催された。「去年は、12万人以上の来客が足を運び、大盛況を収めた。今年は規模をもっと大きく華やかなクリスマスマーケットを提供する」と本マーケットの会長Malte Kluetzさんが話す通り、会場に入るとすぐに「去年よりも20店舗増やした」という木造ブースが所狭しと迎える。
ドイツでトップクラスのクリスマスデコレーション会社として知られるKäthe Wohlfahrt社や、東ドイツから質の高いくるみ割り人形を販売するNutcracker House, またBINOの木製オモチャがかわいいToy Wonderlandなど、ドイツ直輸入の温かいクリスマス商品はこのマーケットの魅力のひとつだろう。


キッズ・フレンドリー
また会場では、常にライブパフォーマンスも行われている。日中にはキッズフレンドリーなクリスマスキャロルも演奏され、美しい音色に魅了される幼児たちの姿が目立つ。また今年は色鮮やかなメリーゴーランドも設置され、大人が傍に立って子供の身体を支えてさえいれば小さな子供でも馬のほうに乗せてもらえる。さらにジンジャーブレッドクッキーデコレーションやサンタと写真撮影(平日2時〜4時まで)など子供が喜ぶアクティビティーも充実している。


珍しいドイツ料理も堪能
珍しいドイツ料理もここで挑戦してみたい。「ドイツのクリスマス慣例の飲み物であるラム酒入りのほんのり甘いスパイスワインFeuerzangenbowle(フォイヤーツァンゲンボウル)やスパイスの効いた温かい赤ワインGluehwein(グリューワイン)は、バンクーバーではこのマーケットでしか味わえないはず」とMalteさんが言うだけあり、冷たい空気にさらされながら飲む温かい赤ワインは、最高に美味しい。
またドイツと言えばソーセージ。Black Forest Meats and Sausages社のBratwurst(ブラートブルスト)は行列ができるほどの人気。サワークラウト(キャベツの漬物)と共にパンに挟んでホットドッグのようにして食べるのが主流だ。また今年初登場のDas Deutsche Nudel Haus社のSchupfnudel(シャプフヌーデル)は、ジャガイモを使用したパスタに、ベーコンとサワークラウトを絡ませて食べる。デザートにはドイツ風焼きりんごBratapfel(ブラットアッフェル)を。温かいバニラソースをかけて食べるが、甘すぎず、酸っぱすぎず、ちょうどいい甘さが、子供から大人にまで喜ばれている。
24日まで開催されるクリスマスマーケット。今年の冬は、本場ドイツのクリスマスを体験してみてはどうだろうか。

(取材 小林昌子)

 

2011 Vancouver Christmas Market

場 所: Queen Elizabeth Theatre Plaza
時 間:午前11時〜午後9時
入場料:大人(13歳以上)5ドル
平日の11時〜4時のみ2ドル
ユース(7-12歳まで)2ドル
子供(6歳以下)無料

URL :http://www.vancouverchristmasmarket.com

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