2017年8月3日 第31号

日本と諸外国との相互理解の増進と日本の地域の国際化の推進を目的として、1987年から開始されたJETプログラム。今年度、カナダからは185人(うちBC州からは52人)が参加する。7月28日、在バンクーバー日本国総領事公邸で、バンクーバーから出発する参加者の壮行会が開かれた。

 

今年度の参加者と岡井朝子総領事(前列中央)

 

人生を変えるような経験を

 カナダからのJETプログラムへの参加者は現在までに9千人を超える。また、カナダからの参加者数はアメリカに続いて2番目に多い。参加者は日本で就業し、自立した生活を送ると共に、地域のコミュニティとの交流など草の根レベルでの国際交流を目指す。カナダからの参加者が従事する職種には、英語教師の助手として教材の準備や指導にあたるALT(Assistant Language Teacher)と、地方公共団体などで国際交流活動に従事するCIR(Coordinator for International Relations)がある。

 岡井朝子在バンクーバー日本国総領事は冒頭の挨拶で、この素晴らしいプログラムが30年の長きにわたって続けられていることをうれしく思うとし、今年の参加者にも日本でかけがえのない経験を積んできてほしいと思うと述べた。続いて、今年度の参加者のうち2人がスピーチをした。CIRとして、和歌山市の市役所に配属されることが決まっているシャーリー・ジャンさんは、日本に滞在中、思いもかけなかった事態に陥ることもあるかもしれないが、それも良い経験となるだろうと述べた。ジャンさんは、主な仕事内容として翻訳と通訳を担当するとのこと。「北海道などへ旅行したいですね。あと、『嵐』とか大好きなのでコンサートに行きたいです!」と、バンクーバー新報とのインタビューに流暢な日本語で答えてくれた。また、ALTとして派遣されるブレンダン・モーンズさんは、他の参加者へエールを送ると共に、派遣先の人々との交流を楽しみたいと期待をにじませた。最後に、JETプログラム同窓会BC・ユーコン支部(JETAABC)の会長であるタイ・ラムさんが、翌日に出発を控えた参加者へ激励の言葉を贈り、乾杯の音頭を取った。

 

期待あふれる参加者たち 

 JETプログラムの参加者の中には、日本を訪れたり、海外でひとり暮らしをするのは初めてという人も多い。東京都荒川区の私立校でALTとして従事するというタネーシャ・ダリワルさんは「この機会に日本語をもっと勉強したいと思っています。私の家族も日本のことに興味を持っているので、私の滞在を通して日本の文化などについて伝えられることを楽しみにしてます」と話す。また、ALTとして大分県大分市に向かうコナン・チュウさんは、今年のBC州弁論大会の大学・一般部門上級の部で、日本の英語教育についての意見を発表し、2位に選ばれた。「13歳の時に家族と初めて日本を旅行して、その文化や言葉に魅了されました。日本のものは丁寧に作られていたり、魂がこもっている感じで素晴らしいと思います」という。ブリティッシュ・コロンビア大学では日本語や日本の英語教育について研究していたと言い、日本の学生たちに英語を教えることがとても楽しみだという。「日本滞在中はいろいろなところに旅をしたいですし、また、今後自分のやりたいことを考えていきたいです」と、新生活への希望を語ってくれた。

(取材 大島多紀子)

 

岡井朝子在バンクーバー日本国総領事

 

コナン・チュウさん

 

シャーリー・ジャンさん

 

左からソラ・リーさん、タネーシャ・ダリワルさん、シャールッテ・チャンさん。リーさんとダリワルさんは東京都、チャンさんは広島県呉市へ派遣される

 

 

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