2017年2月16日 第7号

昨夏行われたグラッドストーン日本語学園創立45周年記念、和歌山体験学習(6泊7日)の中で生徒による田植えを行った。

 

試食会

 

 その後、日本の現地担当者のご尽力により稲の無農薬管理、育成が行われ、通常より遅い田植え時期だった稲から穂が実り、手作業で稲刈りし、天日干しをしてから精米をして下さった。それを当学園生徒たちに食べてもらいたいと、遥々和歌山から新米が送り届けられた。そこで体験学習参加者やお友達と試食会を行った。

 新米を試食しながら、「田植えをしたときは、田んぼの肥料が牛のふんと聞いてびっくりしたけど、みんなで植えた緑の苗がお米になってうれしいし、おいしい」、「日本のお米は、丸くてもちもちしている」、「おいしくて、いろいろなおかずに合うご飯だ」、「ご飯が好きなので、おいしくて三杯もおかわりしました」、「このご飯を食べていると、和歌山のことを思い出す。田植えの時は暑かったけど、みんなで一生懸命田植えをしてよかった」と笑顔で話した。

 保護者からは、「本当に貴重な体験をさせていただいた。またこんな体験学習ができる機会があればいいですね」、「こんな白米になるとは思いもよらず、子供たちと一緒においしいお米を試食させていただけて、本当にありがたいことです」、「日本の子供たちでさえ、手で苗を田植えする作業を見たことがないのに、昔ながらの手作業で田植えをさせていただけて、今でも田畑を見ると、子供が田植えをした時の話や和歌山での体験を話してくれます」などの声があった。

 ふっくら炊き上がった新米を試食しながら、和歌山体験学習へ参加した生徒たちが思い出話をすると、友達や保護者は聞き入っていた。精米までして送って下さった和歌山の担当者の方に感謝しながら、試食会のひと時を終えた。  

(記事提供 グラッドストーン日本語学園)  

 

田植え中

 

稲刈りする廣田氏

 

鳥羽氏と野村住職

 

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