2017年1月12日 第2号

 ことし97回目を迎えたバンクーバー・ポーラーベアスイム。毎年1月1日、天候に関係なく行われる。ことしもバンクーバー市のイングリッシュベイで雪の降った後、摂氏2度の寒さの中で行われた。8千人以上の観客が見守る中、約1500人が参加した。

 

カリフォルニアからの参加者、辻 香織さん(右)と友人

 

 また、90メートル(100ヤード)を泳ぐ本格的なレースもあり、上位3名にはトロフィーが授けられる。世界でも最も大きく、歴史も長いベアスイムの一つといわれるこの行事は、1920年に始まった。スイマーも観客も、思い思いのコスチュームに身を包み、新しい年の始まりを家族やグループで楽しむ。

 日本人参加者の辻 香織さんは、大学の友人二人と一緒に初めての参加。カリフォルニアからはるばる、ポーラーベアスイムに参加するために来たという。参加の動機を尋ねると、 「ことし、大学を卒業するので、いい一年のスタートを切りたいです。これができれば、卒論でも何でもできると思い、参加を決めました 」と爽やかな笑顔で答えた。

 ここで集められた寄付金は、全額フードバンクに寄付される。皆さんも来年は気分一新、このポーラーベアスイムで新年を迎えてみてはどうだろうか。

(取材 松本 睦)

 

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