2016年10月27日 第44号

10月31日はハロウィン。子どもたちにとっては仮装して「Trick or Treat!」と家々を回りお菓子をもらえる楽しい日でもある。今回は定番から新しいものまでいろいろなハロウィンイベントをご紹介。雨降りが続く憂鬱な季節の始まりだからこそ楽しく過ごしたい。
(イベントの詳細は各ウェブを参照のこと。*印のついているところはオンラインでチケット購入可)

 

 

VanDusen Glow in the Garden*
 バンデューセン植物園でことし初めてのハロウィンイベントが開催される。美しいライトで飾られ、不気味な音楽が流れる園内でスプーキーな夜の散歩を楽しもう。受賞経験もあるアーティストによる、かなり本格的なパンプキンカービングの実演も見逃せない(10月30日)。散歩の後は子ども向けクラフトコーナーで遊ぶのも楽しい(コスチューム着用)。パンプキンの販売もある。
10月28日〜31日 午後5時〜9時
大人10ドル/65歳以上、13〜18歳8ドル/3〜12歳6ドル/2歳以下無料
バンデューセンのメンバーは8ドル
住所:5251 Oak St, Vancouver
電話:604-257-8335(24H info line)
ウェブ:www.vandusengarden.org

 

Ghost Train at Stanley Park*
Day of the Dead
 毎年人気のゴーストトレイン。ことしはメキシコなどラテンアメリカにおける祝日「死者の日」をモチーフにしている。死者が帰ってくるという、日本のお盆のようでもあり、ハロウィンに通ずるものでもある。メキシカンバンドが奏でる音楽に送られて、ライトで飾られた公園内を走る。屋外なので防寒対策をしていこう。不気味で不思議な展示物が並ぶスプーキーバーンもオープンしている(1人2ドル+GST)。
10月8日〜31日 月〜木 午後5時半〜9時半、金〜日 午前11時〜5時(マチネー)・午後5時半〜10時
大人11ドル/65歳以上、13〜18歳8ドル/3〜12歳7ドル/2歳以下無料
マチネー1人6ドル(すべて税抜き料金)
スタンレーパーク内ミニチュアトレイン乗り場
604-257-8531(Info line)
ウェブ:vancouver.ca/parks-recreation-culture/ghost-train.aspx

 

Haunted Village at Burnaby Village Museum
 1920年代の街並みが再現されているバーナビー・ビレッジ・ミュージアム。ことしは魔女やお化けだけでなく、フランケンシュタイン、赤ずきんちゃんと狼、3匹の熊とゴルディロック、「眠れる森の美女」のオーロラまで、いろいろなキャラクターが待っている。コスチュームを着ている子どもはTrick or Treatも楽しめる。ノスタルジックなメリーゴーランドに乗るのも忘れずに。
10月27〜30日 午後6時〜9時
大人14ドル/2〜12歳9ドル 
料金にはメリーゴーランド乗車も含まれる。
住所:6501 Deer Lake Ave, Burnaby
電話:604-297-4565
ウェブ:www.burnabyvillagemuseum.ca

 

Fright Nights at Playland*
 とにかく怖いことで有名なPNEのフライトナイツ。小さい子どもと怖がりな人はいかないほうがいいかも。7つのお化け屋敷、15種類のライド、2つのライブショーが用意されている。園内ではコスチュームやフェースペイントは安全上の理由から禁止されている。待ち時間が短くなるラピッドパスも販売されている。オンラインでの購入がお得。
10月7日〜31日 開場は午後7時。
終了時間は日によって異なり午前12時〜1時。
29ドル〜36ドル(オンライン)/32ドル〜39ドル(窓口)/73ドル〜93ドル(ラピッドパス)
料金は日によって異なる。
住所:2901 E. Hastings St, Vancouver
電話:604-253-2311(代表)
ウェブ:frightnights.ca

 

The Zombie Syndrome*
Dead in the Water
 劇団バーチャル・ステージが贈ることしで5回目の観客参加型イベント。ローワーメインランドにバンパイアとゾンビの突然変異種があらわれる。その原因を作ったと思われる謎の人物を追いかけるジョンソンという人物を探し出すようミッションが与えられる。参加者はそれぞれ役割をふりあてられ冒険に乗り出す。グランビルアイランド内をあちこち歩くので謎解きゲームと共にいい運動になりそう。
10月4日〜31日 午後6時半〜8時半まで30分間隔。
料金は25ドル〜50ドル、 日によって異なる。
グランビルアイランド内
ウェブ:www.zombiesyndrome.com

 

Potter's House of Horros*
 広い土地を駆使したお化け屋敷が2つ、怖い体験をしたいあなたを待っている。アメリカ南部の古い建物に巣食う亡霊、打ち捨てられた監獄など本格的なホラーハウスだ。ファミリータイム(6時半まで)は照明を明るくしているので、それほど怖さを感じないだろう。ことしは12歳以下対象の怖くないお化け屋敷リル・ホーンターズが開設。子ども1人につき親が1人無料で付き添いとして入れる。
月〜金 午後4時〜10時 土日 午後12時〜10時
大人15.99〜30ドル/12歳以下12〜22ドル
ファミリータイム10〜15ドル リル・ホウンター9.99ドル 
待ち時間が短くなるスピードパスもあり。
住所:12530 72 Ave, Surrey
電話:604-572-7706
ウェブ:pottershouseofhorros.com

 

The Lost Souls of Gastown
 古い歴史を持つガスタウンの有名な建築物を、この町にまつわる怖い話を聞きながら回るウォーキングツアー。大人向けのイベント。バンクーバーに一番初めに作られた刑務所やサロンの跡地、蒸気時計やビクトリアン・ホテルなどをプロの俳優がガイドする。アヘンや密造酒など、バンクーバーの禁じられたスキャンダルの歴史を辿るウォーキングツアー「Prohibition City」も開催されている。
11月1日まで毎日。
ツアーの時間は1時間45分。
日によって開始時間が異なるのでウェブで確認。
料金は1人22ドル〜
ウェブ:forbiddenvancouver.ca

 (取材 大島 多紀子)

 

バーナビー・ビレッジ・ミュージアムには赤ずきんちゃんも登場(写真提供 Burnaby Village Museum)(BVM Haunted Village)

 

ガイコツがピアノを演奏。不気味なような、おかしいようなノ(写真提供 Burnaby Village Museum)(The Never Ending Tune BVM)

 

バーナビー・ビレッジ・ミュージアムでTrick or Treat(写真提供 Burnaby Village Museum)(Trick or Treat BBY Village Museum)

 

ポッターズ・ハウス・オブ・ホラーズのお化け屋敷(写真提供 Potter's House of Horrors)(Potter's House 1)

 

明るいところで見ると怖くなさそうだが、やっぱり不気味(写真提供 Potter's House of Horrors)(Potters 2)

 

The Zombie Syndromeによる「Dead in the Water」(写真提供 The Zombie Syndrome)(Dead in the Water)

 

ガスタウンの歴史を暗い側面から見るツアー「The Lost Souls of Gastown」(写真提供 Forbitten Vancouer)(Lost Souls of Gastown)

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。