2016年7月28日 第31号
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの夏の風物詩ともいえる花火大会、セレブレーション・オブ・ライトが開催された。
初日の7月23日の打ち上げ国はオランダ。会場となったイングリッシュ・ベイには25万〜30万人が繰り出し、天候に恵まれた花火大会を楽しんだ。
警察によると、隠れて飲まれていたアルコール飲料の摘発以外には目立ったトラブルは起こらなかったという。以前は深刻な事件も発生していた大会だったが、最近の5年間で大きな変化があったようだ。
特にホッケーのスタンレー・カップ決勝で、地元チームのカナックスが敗れたことに端を発した2011年の暴動事件以来、警察が、多くの人が集まる場所での警備体制の改善を行ってきたことが寄与しているという。そのこともあり、最近では家族連れの見物客も着実に増えている。
7月30日には、ことしの大会の最終日を飾る、アメリカ・チームの花火が予定されている。警察では大会中最大の人出を予想しているが、それに合わせた警備体制が敷かれるため、大きな混乱は起きないだろうと予測されている。
それでも不審な物や人物を見かけた場合は、会場内外で巡回に当たっている警察官に速やかに通報するよう、警察では呼びかけている。
(写真 斉藤 光一)
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