現在はバンクーバーに無事戻りました連盟カナダ支部菊池隊員より第二弾に続き現地での活動書記の中から幾つかをまとめて報告させていただきます。

 

大分県方面への現地調査

 益城町において「私的財産保護活動」を引き続き継続中ですが、当カナダ隊は本隊から離れて大分県の現地調査に出向しました。このたびの震災において、各メディアからの報道の多くが熊本地方に集中している関係から、今ひとつ大分県の被害状況を正確に把握できていないのが実情です。大分県を目指すに当たり、まずは熊本県益城町から距離的に近い由布市、湯布院町を目指しました。湯布院へ向かう途中、阿蘇周辺では地震の被害による道路通行止めの区間などにより、大幅な迂回を余儀なくされる場所もあったりと、およそ3時間の時間を要して湯布院町に到着。そして現地の最新状況を知るため、町への入り口付近にある由布市消防署に立ち寄り、簡単な自己紹介後、署長から直接話を聞くことができた。

 今回湯布院を訪ねた目的と、今回の震災における連盟の活動についてお伝えした後、署長に大分県内及びここ湯布院町における被害状況に関してお聞きした結果、

(1)大分県内では湯布院町での被害が最大である。
(2)湯布院町では倒壊家屋は一軒もなし。
(3)よって避難所生活を送っている住民は地震発生時から現在までなし。

との情報を得て消防署を後にし、それら情報をもとに町内を巡回してみることにした。

 町の中心部の駅に向かい、その後町の周辺部の狭い路地を回ってみたところ、瓦が道路に落ちていたり、二階の屋根部分をブルーシートで覆って降雨による水損に備えている家屋などがあったりと、数十件に被害が見受けられたが情報通り倒壊家屋は見受けなかった。

 町全体の様子を全て見て回ったわけではないので一概に言うことはできないが、地震による被害は軽微であるという感じがした。しかしながらそこにも多くの手が必要であり今後の活動計画の場として外すことはできない。こうした現地調査は各情報媒体からは伝えきれない現地の細かい被害状況等、やはり実際に自分達の目で見て確認することの重要性を改めて感じることができた。そして、大分県が甚大な被害を免れたことにひとまず安堵し、一路、湯布院町を後にして帰路についた。

 現在も行なわれている連盟支援復興活動は「私的財産保護活動」ですが、合い間を見て訪れていた各避難所への「物資支援」も、ここ数日で足を運ぶ回数も多くなりました。被災地では徐々に普段の生活に戻りつつあると耳にしますが、現実はまだまだ、すべき問題は山ほどあります。例えば子供たち、学校が再開されましたが多くの子供が家屋倒壊のため、教科書や授業に必要な物を持っていない状態で、それらのニーズには協働活動しているハート・オブ・ゴールドやその他の団体と共に対応しています。一日でも早い復興を願う、多くの人々の気持ちのためにも、今後も我々連盟各支部は日々変化する現地のニーズに耳を傾け活動していきたいと思います。

(記事提供:日本警察消防スポーツ連盟カナダ支部)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。