2016年3月10日
ワシントンD.C.

3月10日、ジャスティン・トルドー首相はホワイトハウスにて、バラク・オバマ米大統領と首脳会談を行ない、次の声明を発表した。

 

Photo : Adam Scotti - Photographer - Prime Minister's Office

 

 本日、オバマ大統領と私は、低炭素経済への移行を助け、クリーンな成長を促進し、私たちの国民のために良好な雇用と機会を創出するための、極めて有意義な会談を行なった。

 大統領と私は、気候変動と世界的規模で闘うパリ協定に正式に参加して、メタン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)、温室効果ガス排出の削減に意欲的に取り組むことで合意した。

 サステナブル(持続可能)な北極圏経済を築くために新たなパートナーシップの発表も行なった。商業漁業や環境に配慮した輸送 、サステナブルな開発、北極圏の生物多様性のための科学をベースにした新基準の開発のため、ともに取り組んで行く。

 国境をさらに開放し、安全なものとするためにも最大限に努力していくということで、トロントのビリー・ビショップ空港とケベックシティのジャン・ルサージ国際空港、およびモントリオールとバンクーバーの鉄道サービスに、プレクリアランス(事前審査)を拡大することに大筋で合意した。

 大統領と私は両国の貿易の効率化に努めていくことについても、再確認した。毎日、24億ドル相当の物品サービスが国境を越えている。私たちは貿易と投資の新たな高みを目指して協力していくことでも合意した。

 最後に、2016年夏の北米首脳会議はカナダで開くことで合意した。首脳会議でカナダを訪れている間に、オバマ大統領が議会で話をする予定である。

 カナダと米国は同じ価値、同じ起源、そして同じ空間を共有している。そして多くの同様の問題に直面している。私たちが共に取り組むことにより、より良い成果を得ることができるであろう。

(Prime Minister's Office)

 

Photo : Adam Scotti - Photographer - Prime Minister's Office

 

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