冬は1年の中で、最も事故や車のトラブルが多発する季節です。 この季節に確認しておきたい車のメンテナンスを4回にわたってご紹介します。
第4回 冬特有のトラブルを未然に防ぐために!!
【オイル】冬の寒さに備えて低粘度のものにしましょう。冬の寒い時期にオイル粘度が高すぎるものを使用していると、低温下では始動性が悪くなったり燃費が悪くなったりというデメリットが発生します。車種によって適正なオイル粘度が設定されていますので、その範囲の中でお選びください。
オイル粘度の見方 (低温粘度)→5W-30←(高温粘度)
* 低温粘度の数値が低いほど寒冷地での性能に優れている。
* 高温粘度の数値が高いほど高回転時の性能に優れている。
【ウォッシャー液】ガラスの洗浄に必要なウォッシャー液です。通常の濃度では凍ってしまうこともありますので、濃くする等の対応をお勧めします。もちろん必要な時に液が切れてしまっていては大変ですので、残り具合もしっかり確認しておきましょう。
【サイドブレーキ】ワイヤー式のサイドブレーキでは周りに付着した雪や水分が凍結して、サイドブレーキが解除できなくなってしまうことがあります。エンジンと関連がない部分だけに凍結してしまうとアイドリングをしてもなかなか溶けません。ウィスラーなどの寒冷地で長時間駐車をする時はサイドブレーキはひかないことお勧めします。ついでにワイパーもフロントガラスに凍りつかないよう立てておいてくださいね。
【くもりがちなウィンドー】冬はクルマ内外での温度差が大きいためウィンドー内側がくもりがちです。直接の原因はこの温度差ですがウィンドーが汚れているとくもりやすいです。汚れを核に水滴が集まりやすいからです。内側もきれいに拭いて起きましょう。くもってしまった時はデフロスターでくもりを取り除きます。エアコンをONにして外気導入の状態にしておかないと効かないのでご注意を!
最後に融雪のため、道路に塩化ナトリウムなどがまかれることがあります。つまり塩です。クルマには大敵ですので温水ですすぐだけでも良いので、できるだけ早めに洗車してあげましょう。特に下回りは重点的に!これでサビの発生を抑えられます。
いかがでしたか?4回にわたり、冬に確認しておきたいくるまのメンテナンスをご紹介させていただきました。楽しいウィンターライフを満喫していただくためにも今一度ご確認いただければと思います。
それでは2016年が皆さまにとって実りある年でありますように !!
SHINGO AUTO REPAIR
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上田 真吾