音楽を通した交流、さらに深めて
1月8日、バンクーバー市内の聖十字聖公会で混声合唱団さくらシンガーズの新年会が行われ、在バンクーバー日本国総領館より岡田誠司総領事、専門調査員の松本育恵さんほか、日系コミュニティ代表者らをゲストに約50人が出席した。
アカペラで『アンパンマンのテーマ』。「合唱は初めてだけど声の作り方がわかってきてとても楽しい」と11月に入団した下田隆正さん(左端)。さくらシンガーズでは男性団員を募集中とのこと。問い合わせはジョイス・カミクラさんまで電話 (604) 274-2838
中堀忠一さんの音頭で乾杯し、ポットラック料理を堪能したあとは恒例の余興へ。練習日は課題曲に専念するため、自由な形の発表の場は毎年楽しみのひとつ。石村安志さん、西羅正章・愛子夫妻、ペイ・インさんによるクラシックやオペラ歌曲の独唱、女声合唱、男声合唱ほか稲岡佑介さんが詩吟を披露するなど、趣向を凝らした演目で観客を楽しませた。またピアノ伴奏者の新屋宗一さんがモーツアルトの『ロンド』を軽やかに独奏し、ゲストの内藤邦子先生(カトレアコーラス音楽監督)がシェパードひろ子さんの伴奏でラフマニノフの『ヴォカリース』を独唱して締めくくった。
「今年は定期演奏会の年ですが、さくらシンガーズはコミュニティの合唱団ですからイベントに招待されたら喜んで出演したいと思います。5月15日の演奏会には難しい曲もありますが、しっかり練習しましょう」と音楽監督のルース鈴木先生が挨拶。メンバーたちの気持ちも新たに、新しい年の門出を祝った。
(取材 ルイーズ阿久沢)
ずらりと並ぶポットラックの品々