10月10日、ダウンタウンにあるコースト・コール・ハーバー・ホテルで、隣組主催のファンドレイズイベント、酒テイスティングナイトが開かれた。14回目を迎える人気のイベントで、今年も約250人の参加者が訪れた。

 

どのテーブルにも人だかり。日本人以外の参加者も多数いて、バンクーバーにおいて日本酒の人気が高いことをうかがわせる

 

 隣組は、シニアドロップセンターの運営、シニアの家庭訪問やお弁当配達のサービス、さまざまなプログラムやワークショップの開催など、多岐に渡る活動で日系コミュニティに貢献している。酒テイスティングナイトのチケット、サイレントオークション、ラッフルからの収益金は、こうした隣組の活動資金に充てられる。  メインのイベントに先立って、午後6時からはVIPチケット購入者を対象にした日本酒についてのセミナーが行われた。VIPチケットのゲストは、酒テイスティングのメイン会場に一足先に入場し、混雑する前にゆっくりと試飲を始めることができる。午後7時からのメインイベントは、ちび太鼓の迫力ある演奏で幕を開けた。今回は、CBCラジオで長年にわたり活躍している、マーガレット・ギャラガーさんが司会を務めた。また、在バンクーバー日本国総領事館の内田晃首席領事が、来賓として挨拶し乾杯の音頭を取った。  会場では、13社の企業が提供する酒の試飲テーブルがあり、5つのレストランなどが食べ物のテーブルを出していた。隣組もフィンガーフードを提供。参加者はグラスを片手に会場内を歩き回り、たくさんの種類のお酒を試したり、美味しいおつまみを楽しんでいた。話し声と笑い声でいっぱいの盛大なパーティーといった様子で大盛況だった。

(取材 大島多紀子)

 

Minamiレストランが提供する炙り寿司や、オクトパスガーデンが提供する、その場で好きな具材を入れてくれる手巻き寿司など、終始長い行列ができていた

 

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