林文子横浜市長歓迎レセプション

 バンクーバー市と横浜市が姉妹都市として提携して50周年を迎えた今年、さまざまなイベントが開催されている。バンクーバー市を訪れていた、林文子横浜市長を歓迎するレセプションが、6月24日、バンクーバーのラウンドハウス・コミュニティ・センターで開かれた。

 

バンクーバー市、横浜市両市長による覚書への署名

 

両市のたゆまぬ交流の歴史を祝う

 先住民リルエット族のグループのドラムと歌、テツ太鼓による和太鼓がコラボされた演奏で、レセプションが幕を開けた。日本とカナダの絆を象徴しているかのようなコラボレーションに、会場を埋めた出席者から大きな拍手があがった。式典ではアンジェラ・ホリンジャーさんが、英語と日本語両方で司会を務めた。

 冒頭で、グレゴール・ロバートソン・バンクーバー市長は、「この50年間というもの、バンクーバーと横浜市は強い絆で結ばれてきました。50周年を1つの節目とし今後も、経済面や持続可能な環境づくりの面でも、交流を一層深めていきたいと思います」と述べた。次に挨拶に立った林文子横浜市長は、今回のバンクーバー訪問の際に4つ目となる姉妹校提携をしたことに触れ、「次代を担う若い世代の人たちの交流をもっと盛んにしたいと思います」とし、「この歴史的な場に立ち会えたことを忘れることはないと思います。これからも両市の発展のために、私たち横浜市も頑張ってまいります」と述べた。

 式典では、両市長による覚書への署名も行われた。これは、両市の交流事業を継承し、将来にわたって両市民の経済、持続可能な環境、学術的な交流を謳った内容とのこと。同時にギフトの交換も行われた。来賓の1人である在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏が、「次の50年に向けて、両市が交流を続け、お互いに発展していくことを願っています」と挨拶した。続いて、50周年記念企画委員会委員長のビル・マクマイケル氏が音頭を取って、鏡割りと日本酒での乾杯が行われた。

 

さらなる交流を目指して

 林文子横浜市長に、今後交流を深めるためのビジョンについて伺ったところ、「ロバートソン市長とお話したことなんですが、もっと若い人の交流を積極的に進めたいということ。また、未来都市として環境保護の面でも、再生エネルギーの活用を推進したいということで、それをビジネスにつなげていく方法を探っていきたいと思っています。(両市の交流は)新しいステージに入ったといえますので、さらに実行的なテーマを決めて研究していきましょう、と市長ともお話しました。また、横浜市は芸術都市とされておりますが、バンクーバーにも素晴らしい芸術活動が多数あります。今回の訪問ではそういった面については触れなかったのですが、今後その方面でも交流を深めていくのも良いなと思いました」と語った。

 横浜市出身という書道家の姫州さんによる書道のパフォーマンスには、林市長も感心して見入っており、できあがった作品を前に姫州さんと言葉を交わしていた。他にも、プロ・アーツ・センターによるダンスや、バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラの演奏もあり、出席者を楽しませていた。また、レセプションには、バンクーバー新朝日軍の選手、コーチ、保護者など約40人も出席。3月の日本遠征の際、横浜市長と市役所の方々を尋ね、暖かいもてなしを受けたという。

 今回、横浜市から市長を始めとする、ビジネス、教育関係者など26人がバンクーバーを訪れ、市内各所を回った他、バンクーバー市議会でスピーチを行うなど、短期間で精力的に活動した。

 

鏡割り。左から、アンドレア・レイマー副市長、シティーマネジャーのペニー・バレム博士、岡田誠司総領事、林文子市長、グレゴール・ロバートソン市長、ビル・マクマイケル氏

林文子横浜市長

グレゴール・ロバートソン・バンクーバー市長

レセプションに出席したバンクーバー新朝日軍の選手と関係者

(取材 大島多紀子)

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