林文子横浜市長「Green Tech Exchange Forum」に参加
バンクーバー・横浜姉妹都市提携50周年記念のためバンクーバーを訪れた林文子横浜市長は、6月22日、SFU Harbour Centre で行われた Green Tech Exchange Forum に参加した。
フォーラムでスピーチをする林文子横浜市長
このフォーラムではそれぞれが取り組んでいるグリーンテクノロジーの提案、交換を行ったが、横浜市は車や自転車のシェア制度などの取り組みを紹介した。林文子横浜市長は「再生エネルギーについて、横浜市もエネルギー消費を抑える研究をしている。日本の場合は土地が狭く、風車を置く場所がなく、風も強くない。原子力発電は完全にはストップできないのが日本の現状だが、順次代替エネルギーに代えていこうとしている」。また、「バンクーバー市には70万人くらいの市民がいるが、その文化は多様で、移民を多く受け入れている。多様性は素晴らしいと思う。日本は単一的民族であり、あまり移民は受け入れていないため、バンクーバーに来てみて『開かれた』感じにとても感動した。バンクーバー市長とも『50年も交流をしてきたが、お互いに今の時代の中で課題とするテーマを決めて具体的にやっていきたい』と話しあった。そのためには、環境ビジネスみたいなものをもっと生かせないのかという話もし、これをヒントにまた横浜市役所に帰り、皆で議論しようと思う」と語った。
また今回このフォーラムのほか、UBCなども訪れた横浜市立大学の窪田吉信学長は、バンクーバーの印象について「非常に美しい街でオーガナイズされており、北米の街としては、安全でリラックスができる。緑が多いところもカナダらしく、横浜と似ているところは、港の景色とか海側から見た街の風景である。バンクーバーには山もあり、本当に美しい」と語った。 昔、横浜の港からバンクーバーへ最初の移民が旅立った。この横浜とバンクーバーのつながりを深い友情につなげて、これからも長きにわたり、素晴らしい交流を続けていけることを願う。
(取材 今井まき)