林文子横浜市長、バンデューセンにて植樹
バンクーバー・横浜姉妹都市提携50周年記念行事のためにバンクーバーに訪問中の林文子横浜市長が、6月22日バンクーバー市内にあるバンデューセン植物園を訪れた。在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏、バンクーバー・パーク・ボード代表ジョン・クーパー氏 、バンクーバー市長代理レイモンド・ルーイ 議員らとともに、木蓮(マグノリア)の植樹セレモニーが行われた。
(左から)在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏、バンクーバー・パーク・ボード代表ジョン・クーパー氏、林文子横浜市長、レイモンド・ルーイ議員バンクーバー市長代理
植樹前のスピーチで林文子市長は「このセレモニーが、今回のバンクーバー訪問での大きなハイライトになっています。第二次世界大戦後から横浜市にあるアメリカ軍の通信基地が返還されることが決まりましたが、その土地がちょうどこのバンデューセン植物園と同じ広さです。通信基地返還後は公園、墓地、運動場などを構築するという計画をしていますが、ここを訪問してみて、その計画の参考にもなり、大変すばらしい示唆をいただきました」と語った。そしてバンクーバー市・横浜市姉妹都市提携50周年を記念して、両市の友好を深めるためにバンデューセンを訪問できたことへの感謝の意を、関係者を前にあらためて挨拶をした。
また1986年に姉妹都市提携20周年を記念して、横浜市はバンクーバー市に200本の木蓮を贈ったが、その時には700人もの横浜市民がバンクーバーを訪れたことに触れ、「横浜市のバンクーバーへの想いが本当に伝わるものだと思います。この50年、バンクーバーから様々なことを教えていただきました。横浜からバンクーバーを訪問している若い世代も、大変すばらしい経験をさせていただいています。現在、地球温暖化であるとか大変難しい課題がつきつけられていますが、その対策についてもバンクーバー市と強く提携をしていきたいと思います」と語った。そして木蓮の花言葉は「持続性〜続いていくこと」であり、この花は地球上でもっとも古いと言われていることを挙げた。「この両都市の交流で一番大切なことは、それぞれの市民の愛情、友情であり、木蓮の花が春をつげる時に横浜・バンクーバー両市民が両都市の幸せを願うことだと思います。どうぞこれからも横浜市をよろしくお願いいたします。最後に岡田総領事、バンクーバー市長をはじめ本日集まっていただいた関係者の方々にお礼を申し上げます」と締めくくった。
(左から)在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏、バンクーバー・パーク・ボード代表ジョン・クーパー氏、林文子横浜市長、レイモンド・ルーイ議員バンクーバー市長代理
(取材 今井まき)