グラッドストーン日本語学園ひなまつりお茶会

 

 高等科記念写真

 

 2月27日、グラッドストーン日本語学園2年生クラスにて、恒例のひなまつりお茶会が開かれた。

 保護者と共に入室した生徒たちは、部屋に飾られたおひな様や赤い毛せんを見て、「わぁー」と声をあげて感動していた。

 村上先生からのお茶の作法の説明に耳を傾けながら、初めてお茶をたてる子どもたち。お菓子のさくらもちを懐紙にのせ、お茶とともに頂くお母さんたち。

 お母さんたちから、「美味しかったです」の言葉をかけられると、子どもたちの顔から笑みがこぼれた。保護者も、親子で貴重な体験ができて良かったと喜ばれていた。

 学園では、これからも親子で日本の文化に触れることができる授業も取り入れていきたいと考えている。

 また、高等科上級では、毎年文化学習の一環として、弦楽(琴)、茶道、華道の体験学習を行っている。

 今回も、日系センターの畳の部屋を借り、本格的な茶の湯体験を行った。

 生徒はまず、和室にあがる作法から学ぶ。脱いだ靴を揃え和室にあがる。慣れない正座に戸惑いながらも、村上先生からの説明を真剣に聞いた。お茶をたてるために使う道具をひとつひとつ教わり、実際にお茶をたてた。お手本を見ながら、茶筅を動かす。簡単そうに見えて、やってみるとなかなか難しい。ただ混ぜるのではなく、少し泡が残るくらいに混ぜるのだ。それぞれにたてたお茶を作法に従っていただいた。

 生徒たちはひとつひとつの動作を教わる度に、「なるほど、知らなかった」と興味深い様子であった。

 「茶の湯」は日本の文化だが、実際に体験できる機会はなかなかない。生徒たちは貴重な体験をすることができた。

 

子どもの感想

 ひなまつりおちゃかいは、たのしかったです。どうしてかというと、初めておちゃをちゃせんでつくったからです。(えま)

 ひなまつりおちゃかいは、たのしかったです。さくらもちがおいしかったです。おちゃをたてることがおもしろかったです。(ティカ)

 きょう、おちゃかいで、おちゃを、おかあさんのためにちゃせんで、たてました。おちゃをつくれて、たのしかったです。またやりたいな。(みこ)

 きょう、おちゃかいをしました。おひなさまのまえで、おかあさんに、おちゃをたてました。さくらもちをたべました。おいしかったです。(せりか)

 わたしは、おちゃかいにいって、まっちゃをつくったことが、たのしかったです。おかあさんが、「ありがとう。」と、いいました。(くれあ)

 おひなさま おだいりさまが、かざってありました。おちゃかいは、たのしかったです。おかあさんが、おちゃをのみました。おちゃかいは、はじめてでした。(とうせい)

 わたしは、おかあさんがおちゃをのむのが、うらやましかったです。でも、おかあさんに、おちゃをつくれて、うれしかったです。(みさ)

 きょう、おちゃかいで、まっちゃをつくりました。ちゃせんでおちゃをつくって、たのしかったです。(アダム)

 さくらもちは、すごくおいしかった。ちゃせんで、おちゃをつくった。(あきよし)

 

お茶碗拝見をする高等科生徒

 

お茶をいただく高等科生徒

 

お母様にお茶を出す子ども達

 

 

(記事提供 グラッドストーン日本語学園)

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