横浜市・バンクーバー市
釧路市・バーナビー市
ネットワーキング・レセプション開催
2月25日、在バンクーバー日本国総領事公邸で、横浜市・バンクーバー市及び釧路市・バーナビー市の姉妹都市提携50周年を祝うネットワーキング・レセプションが開かれ、姉妹都市関連イベント主催・関係者ら50人が出席。名刺や情報交換に続き、パシフィック・ノース・トリオの演奏会を楽しんだ。
7月に釧路市長一行が同市を表敬訪問すると述べたデリック・コリガン・バーナビー市長
姉妹都市関係
冒頭で岡田誠司在バンクーバー日本国総領事が50周年記念関連イベントのいくつかを紹介し「姉妹都市関係を維持していくのは大変なことですが、地元市民や市の関係者のみなさんのご協力があったからこそ50周年を迎えることができたのだと思います」と、国と国との外交において一般市民による草の根的な交流が大切であることを強調した。
50周年記念イベントについて報告したアンドレア・レイマー・バンクーバー市副市長
釧路市からのトーテムポール
釧路市には4度訪問経験のあるデリック・コリガン・バーナビー市長は「1965年以来、姉妹都市関係は二国間の大切な架け橋となってきました。アイスホッケーの親善試合、交換留学など世代にわたって交流を続けています。バーナビーマウンテンの公園に立つトーテムポールは、釧路市のアーティスト床ヌブリさんによる友好と親善の象徴です。7月に釧路市長一行をお迎えすることを楽しみにしています」と述べた。
バンクーバー市・横浜市姉妹都市50周年記念プロジェクトのロゴを公開したビル・マクマイケル同プロジェクト・マネジャー
バンクーバーの桜
「2005年に横浜市長(当時)がバンクーバーを表敬訪問し、2009年には天皇皇后両陛下をお迎えしました。バンクーバーには1930年代から植えられた桜が3万本以上になり、市役所の庭には日本庭園も造られました」と述べたアンドレア・レイマー・バンクーバー市副市長は、文化やアートの祭典、展覧会、環境に関するシンポジウムなど今後もたくさんの50周年記念イベントが開かれると報告した。
締めくくりはクラシック演奏会。(左から)岡田誠司在バンクーバー日本国総領事・寧子夫妻、アレクサンダー恵子さん、長井せり・明夫妻
人と人とのふれあい
ビル・マクマイケル・バンクーバー市・横浜市姉妹都市50周年記念プロジェクト・マネジャーは「異文化間のコミュニケーションは、人と人とのふれあいから生まれると思います。新朝日少年野球チームが横浜を訪れるのは、素晴らしい経験になるでしょう」と述べ、同プロジェクトのロゴを公開した。
関連イベントの詳細は、近々設定される公式フェイスブックに掲載されるとのこと。
姉妹都市提携50周年を祝い乾杯する出席者たち。中央はロジャー・レミレー・日系センター事務局長
締めくくりはクラシックの演奏会
名刺交換や歓談、食事のあとはパシフィック・ノース・トリオのメンバー、長井明・せり夫妻によるモーツァルト『ヴァイオリンとヴィオラの為の二重奏曲』、アレクサンダー恵子さんのピアノソロ『ショパン・幻想即興曲』ほかトリオによるクラシックの調べを楽しんだ。
出席者からは「いろいろな人に出会い、イベント企画の上で参考になった」との声が聞かれた。
(取材 ルイーズ阿久沢)