JCCA敬老会 〜懐かしい顔ぶれがそろって〜
1月17日、バーナビー市の日系センターにて、敬老会が開かれた。これはJCCA(日系カナダ市民協会)が主催、隣組の共催で70歳以上を対象にした新年恒例の会だ。約160人が参加した会場は、催し物やドアプライズの発表など、和やかで楽しい雰囲気に包まれた。
ラジオ体操で気分もリフレッシュ
みな元気に集まれる喜び
JCCA会長のデレック・イワナカさんの挨拶のあと、岡田誠司在バンクーバー日本国総領事が、「2015年も皆様にとって良い年となりますように」と乾杯の音頭を取った。その後は、お弁当を食べながら歓談の時間。今回の敬老会には、20人以上のボランティアが協力し、会の間中、お茶を注ぎに回ったり、片づけをしたり、年配の参加者の方たちに手を貸すなど、細やかなお手伝いをしていた。
食事の後は軽くエクササイズをということで、ラジオ体操が行われた。おなじみの軽快な音楽とインストラクションに合わせて、会場にいた多くの人が立ち上がって参加していた。また、今年は催し物として、JCCA理事の1人でもあるチカ・バストンさんによる歌とギターの演奏が披露された。ビートルズの『Nowhere Man』やオーティス・レディングの『Sittin' on the Dock of the Bay』といった懐かしい雰囲気の曲をしっとりと歌った。そして、キャシー・シミズさんとサチコ・ヤマグチさんも加わっての『上を向いて歩こう』では、会場の参加者も一緒に歌声を合わせていた。
記念品を受け取る、参加者中最年長のタツミ・イワアサさん(右)
ご結婚されて66年というヨシハル&フミコ・オーラさん
女性の最年長サヨ・ハットリさん
長寿を祝う
敬老会に参加した人の中で最年長の男性として、105歳のタツミ・イワアサさん、104歳のジロウ・カミヤさん、最年長の女性としてはサヨ・ハットリさんとアン・ハインさんに、記念品が贈呈された。また、ヨシハル&フミコ・オーラさんにも結婚生活66年(参加者の中で最長)を祝し、記念品が贈られた。そして、今年の干支である未年生まれの15人もギフトを受け取った。続いてのドアプライズの発表では、名前が読み上げられるたびに歓声があがっていた。こうしたギフトの数々は、多くの個人、企業、団体からの寄付であるということだ。
贈呈式の後には、桑原モコさんのリードで、中堀忠一さんのピアノ伴奏に合わせて全員で『花』を歌った。『むすんでひらいて』では、桑原さんの掛け声に合わせて手をあげたり叩いたり、と笑い声が上がる楽しい雰囲気に。最後に『ふるさと』を合唱し、終始和やかな雰囲気で幕を閉じた。
歌とギターの演奏をするチカ・バストンさん
司会進行もこなしたJCCA会長のデレック・イワナカさん
(取材 大島多紀子)