第18回日系コミュニティ合同新年会

 

1月10日、バーナビーの日系プレースで日系コミュニティ合同新年会が開催された。 18回目を迎えた今年はグレーター・バンクーバーJCCA(日系カナダ市民協会)、日系文化センター・博物館、日系シニアズ・ヘルスケア住宅協会3団体の共催で、協賛19団体、在バンクーバー日本国総領事館の後援で行われ、チケット完売の220人が出席。新年の挨拶とお節料理に続き、初の試み“クイズ・ゲーム”で盛り上がった。

 

交わし合う新年の挨拶

 富士山と初日の出、『謹賀新年』の文字がスクリーンに映し出された会場では、参加者が新年の挨拶を交わし合った。テーブルにはコスモス・セミナーが用意した松飾り、在バンクーバー日本国総領事館提供の乾杯用の日本酒。門松や和服姿の出席者が正月ムードをかもしだしていた。

 大和奈緒美さんと福島竜さんの司会でエリック束川実行委員長の開会の辞、日系文化センター・博物館理事のクレイグ夏原さんの挨拶に続き、ピーター・ジュリアン連邦政府議員、ラジ・チョーハン州政府議員(バーナビー地区)からの祝電が読み上げられた。

 岡田誠司総領事は「昨年は総領事館125周年を記念して、多くのイベントが開催されました。中でもシリーズで開催しました記念フォーラム『パラレル・パス(二つの歩み)』を通して、当館と日系カナダ人の歴史について私たちも多くを学びました。今後もコミュニティのためにより良いサービスを提供していきたいと思います」とスピーチし、乾杯の音頭を取った。

 

乾杯の音頭を取った岡田誠司総領事

 

 

数の子こんぶ、飾りかまぼこ、紅白なますなどのお節料理にえびフライややきそばが加わったイズミヤ特製ビュッフェ。プログラムには英語で『お節料理』についての紹介も

 

 

盛り上がったクイズ・ゲーム

 これまでの“観る”エンターテイメントに替わって用意されたのが、出席者参加型のクイズ・ゲーム。テーブルごとに問題を解き、全体で答えを確認するというものだった。50周年を迎えた姉妹都市は?スティーブストンにある日系の名前がついた通りは?BC州にある日系の名前のついた山は?など問題を解きあったり、頭をかかえたり。

 武井善子さんの元気な進行で答えが発表されるたびに歓声があがり、テーブルごとの親交を深めたクイズ・ゲームは大成功に終わった。

 

日系に関するクイズ・ゲームで盛り上がった場内

 

クイズ・ゲームで優勝したテーブルのみなさん。賞品の中には大根も

 

 

ラッフル・チケット完売

 日系女性起業家協会によるラッフル・チケットは完売し、1520ドルを売り上げた。その半額が日系合同新年会運営費に充てられ、残り半分は4人の当選者が190ドルずつの賞金を手にした。一等賞はコーストホテルの宿泊券。抽選ごとに歓声があがり、興奮が覚めやらぬ中、合同新年会副実行委員長、林光夫氏の挨拶で閉会した。

 

合同新年会副実行委員長、林光夫氏による閉会の挨拶。隣は司会の大和奈緒美さん、福島竜さん

 

日系女性起業家協会メンバーによるラッフル・チケットの販売

 

  

(取材 ルイーズ阿久沢)

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