日加商工会議所 クリスマスパーティー

 

12月15日、毎年恒例の日加商工会議所クリスマスパーティーが、「ロイヤル・バンクーバー・ヨットクラブ」で開催された。今年もビジネス街道まっしぐらだった人、それを支えたご家族、先輩後輩、友人知人たちが一堂に会し、おしゃべり、ディナー、音楽に酔いしれる素敵なクリスマスパーティのひと時を過ごしていた。

 

堪能したディナー

 

音楽で幕開けたおしゃれなパーティー

 今年の日加商工会議所クリスマスパーティーは、在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏の『エレキ・サキソフォン』と成谷(なりや)百合子さんの『琴』、アレキサンダー・恵子さんの『ピアノ』という異色の組み合わせの生演奏で幕開けした。その心地いいリズムと、窓辺のライトアップされたヨット、ダウンタウンのビル群のきらめく明かりとがベストマッチ。さりげなくパーティーが幕開けした。さらに、NAVコーラスで一気にクリスマスムードへ。日加商工会議所のメンバー手作りの演出は、年々、ますます洗練されているようだ。

 

成谷さんの琴(左)、岡田総領事のエレキ・サキソフォン(中央)アレキサンダー恵子さんのピアノ(右)

NAVコーラスの皆さん

 

小松会長自ら、日加商工会議所のPR

 「今日の特別ゲストの岡田総領事には、もう早速仕事をしていただきました」と会場を沸かせる小松和子会長のあいさつから始まった。「日加商工会議所の会員数は年々増え、今年102人になりました。今後もまだまだ増やしたいので、皆様のご協力をよろしく。また、1月30日にはBC州国際貿易大臣テレサ・ワットさんに日本とカナダの貿易ビジネスについて話していただきます。皆様こぞってご参加ください」と、まずはPR。「さあ、皆様、今宵のクリスマスパーティをお楽しみください」とジョークを交えながらの開会のあいさつも小粋なものであった。

 

開会のあいさつをする小松和子会長

 

乾杯のあいさつは在バンクーバー日本国総領事館・岡田誠司総領事

 「一仕事終えましたが、乾杯のごあいさつを」と、小松会長の話を継ぎ本題へ。今年のカナダと日本のビジネスの原動力となったのは、BC州政府。日本を含めたアジアパシフィック諸国との経済関係を力強く推進した。11月にはテレサ・ワット大臣が訪日。以前より「ぜひ日本へ行き、日本のビジネス現場を見てほしい」と働きかけていたことが実現した。しかし、BC州とカナダ連邦政府の経済政策は必ずしも一枚岩ではない。例えば、最近、ビジネスビザがおりにくくなっていること。日本のカナダ大使館のビザセクションが閉鎖されたことで、マニラまでアプリケーションを送る必要があり、非常に時間がかかる状態だ。こうした連邦政府と州政府との温度差を是正していく。「乾杯の音頭が長くなってはいけないので。では、来年もますますすばらしい年になりますように、乾杯!」

 

岡田総領事の乾杯でスタート

 

 その後は、ビュッフェ形式のディナータイム。豪華商品のオークションやドアプライズの発表などがあった。

   

(取材 笹川守)

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