岡田誠司総領事とともにビクトリアでジュディス・ギションBC州副総督を表敬訪問 (写真提供:アジア太平洋財団)

 

岡田誠司総領事夫妻主催の歓迎会でシアコム高校の生徒と楽しく夕食

 

文化交流の10日間

『かけはしプロジェクト〜明日への架け橋〜』は日本とカナダの青少年がお互いの国を訪問し、文化体験を通して理解を深め、末永く両国の友好関係を築いていくことが目的。カナダでの実施をアジア太平洋財団に委託している。
茨城県立下館第一高校の1年生23人(引率教師2名)は、在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏とともにビクトリアでジュディス・ギションBC州副総督を表敬訪問。カーリングやチューブなどスポーツ体験ほか、バンクーバー日本語学校と隣組で茨城県や学校紹介のプレゼンテーションをし、はっぴを着て現代風ソーラン節を踊り盛り上げた。
「カナダでは何か国語も話す人がいますね」「おじいちゃんくらいの年齢の人が英語を上手に話すのにびっくりしました」など刺激を受け、今後の英語学習にも力が入りそうだ。

 

 

隣組では茨城県や学校紹介のプレゼンテーション。『現代風ソーラン節』で盛り上がったあとはシニアの人との会話が弾む (写真提供:アジア太平洋財団)

 

お互いの家でホームステイ

滞在中、生徒らはデルタのシアコム高校生徒宅にホームステイした。この家庭の生徒が昨年11月に『かけはしプロジェクト』に参加し、茨城県で同じ生徒の家にホームステイしたこともあり、生徒らはすでに兄弟姉妹のような交流を始めている。  
「朝食のパンケーキがおいしかった」「日本食が恋しいだろうと味噌汁を作ってくれました」など快適なホームステイでカナダ人宅を垣間見た。
総領事公邸で行われたレセプションにはシアコム高校の生徒23人も出席し「みんな親切だった」「トイレの装置が複雑でハイテクだった(笑)」「また行きたい」など日本での感想を述べた。
この席で岡田総領事が『井の中の蛙大海を知らず』ということわざを用い「外に出て知った新しい経験を将来ぜひ活かしてください」とエールを送った。

(取材 ルイーズ阿久沢)

 

コミュニティセンターでカーリング初体験!

 

「お礼に抹茶を」と柴山佳美先生が持参した道具で
抹茶を点てたシアコム高校のマディソンさん

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。