2020年1月23日 第4号
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーを走るスカイトレインのカナダラインに新車両が導入された。
リッチモンド市で行われた21日の記者会見で、メトロバンクーバーの公共交通機関を管理運営するトランスリンクのCEOケビン・デスモンド氏は、今日から4車両が導入されラッシュアワー時には利用可能者数が最大15パーセント増加すると語った。さらに春までに8車両が増加され、最大35パーセント増加するという。ピーク時で輸送能力は最大2千人増となると語った。
リッチモンド市マルコム・ブロディ市長は、「今日から車両増加で、市長評議会ビジョン第2段階が始まる」と語った。
カナダラインは、2010年2月にバンクーバーで開催された冬季オリンピックを前に2009年に開通した、リッチモンド市、バンクーバー国際空港、バンクーバーダウンタウンを結ぶスカイトレインで、市民や旅行者の足として利用されている。
バンクーバーでは環境問題と合わせて公共交通機関の充実を図っていて、メトロバンクーバーの市長で構成される市長評議会が公共交通機関拡大10年プランを承認。現在は第2段階に入っており、今回の8800万ドルの投資もその一環となっている。