2020年1月23日 第4号
ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリアに初のハイブリッド客船が到着した。
同州バンクーバーとビクトリアがあるバンクーバー島の都市を結ぶBCフェリーが注文。2隻は昨年11月20日にルーマニア・コンスタンツァを出発、17日に長旅を終えた。
建設費8650万ドル、1隻には約300人から400人が乗船でき、車両47台を乗せることができる中型フェリー。将来的には充電施設が整えば電気で運航することができるという。建設したのはオランダに本拠を置くダーメン・シップヤード・グループ。
2隻はビクトリアで調整や検査を終えた後BCフェリーに引き渡され、乗員の訓練を経て、今年中頃に正式に定期船として運航する。
導入されるのは、パウエルリバー/テクサーダルートとポートマックニール/アラートベイ/ソイントゥラルート。
BCフェリーは昨年11月には、さらに4隻を注文したと発表している。
ハイブリッド船は温室効果ガスの排出量削減だけでなく、海中での放射騒音も軽減するとBCフェリーは説明している。