2020年1月16日 第3号
カナダにあって冬でも温暖な気候で知られるカナダ西南端の都市ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーが大雪に見舞われた。雪は12日午後7時ごろから降り始め、13日朝には町は真っ白に。通勤通学の足に大きな影響が出た。
13日午前7時ごろにはウエストバンクーバー、チリワック、ミッション、フレーザー・カスケディア地区の公立学校は休校が発表された。チリワックにあるフレーザーバレー大学、スプロットショウ・カレッジも休校を発表した。ただメトロバンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学、サイモンフレーザー大学、キャピラノ大学、ランゲラカレッジ、クワントレン・ポリテクニック大学、BCITは13日も授業が行われた。
突然の大雪でバンクーバーでは道路状況が悪化したため、バスが立ち往生して路肩に置き去りにされ、夜にはメンテナンススタッフがバスを移動するという対応に追われた。
またバンクーバーダウンタウンとノースショアをつなぐライオンズゲートブリッジが夜の間に雪のために一時閉鎖した。
バンクーバー近郊のスキー場マウントシーモアでは12日に、スキー場への唯一のアクセス道路で雪のため事故が発生し封鎖された。そのため午後9時ごろには約80人がスキー場ロッジに足止めされたと報告されている。多くのスキーヤーが翌朝までロッジで過ごし、下山したという。事故による負傷者はいないと発表している。
雪だけではなく気温も最高気温が氷点下を記録するほどの冷え込みとなった。体感気温は氷点下10度以下と温暖なメトロバンクーバーには珍しく寒い日が続いている。