2020年1月16日 第3号
雪崩発生の危険性が高くなっているアルバータ州、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で雪崩発生注意警報が発令されている中、アルバータ州で雪崩に巻き込まれる事故が起きた。
スキーリゾートで人気のバンフ国立公園の山で10日、バックカントリースキーを楽しんでいた3人グループが雪崩に巻き込まれた。事故が起きたのは午後2時ごろ。マウントヘクターというレイクルイーズの北にある山で起きた。
巻き込まれた3人のうち2人は雪崩から逃れられたが、32歳の女性が雪に埋められた。関係者によると女性は45分間埋もれていたという。他の2人が埋もれた女性を救出し、駆け付けた救助ヘリで同州カルガリー市の病院に午後5時ごろに運ばれた。病院に運ばれたときには意識不明と発表された。
今回起きた雪崩は、3人のスキーヤーが引き金になったとみられている。アバランチ・カナダは今回の雪崩のサイズを2・5と判断、人が死亡する、車が埋まる、小さい建物が壊れる程度の強度と説明している。
アバランチ・カナダは引き続きアルバータ州、BC州での雪崩発生の危険性が高くなっている山々でのスキーなどに対して、注意を促している。BC州バンクーバー北部も危険性が高いレベル3となっている。