2020年1月1日 第1号
小学生の女の子が自分で手編みしたニット帽を病院に入院している子供たちに寄付して喜ばれている。そんな心温まる8歳の女の子の試みをCTVニュースバンクーバーが紹介した。
ニット帽を手編みして寄付しているのは、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市に住むソフィア・カーマリさん。2018年のバレンタインデーにBCこども病院に、自分で編んだ子ども用のニット帽11個を寄付したという。2019年の10月にはロイヤル・コロンビアン病院に25個を2袋に詰めた玩具と一緒に寄付した。
病院関係者によると「すごく喜ばれている」という。小学生の女の子が病気で入院している子どものことを考えてくれているなんて思っただけで心が温かくなると語っている。
ソフィアさんが毛糸の編み物に興味を持ったのは2018年のこと。ソフィアさんのおばが毛糸での帽子の編み方を教えてくれたのがきっかけだったという。それから一日がんばって編めば1つは作れるからと編み物を始めた。
ニット帽を寄付しようと思ったきっかけは母親の言葉だったという。母親は、ソフィアさんが作ってくれたニット帽を自分用に一つもらった時に「あなたが赤ちゃんの時にもらった帽子を思い出したわ」と話したと語った。それを聞いたソフィアさんが自分が編んだニット帽を寄付できるかなと聞くので、「もちろん」と答えたと言う。それからソフィアさんは編み物を本格的に始めたと語った。
今月はフードバンクにも帽子を寄付したという。
さらに、今ではクラスのみんなにもニット帽の編み方を教えるまでに。クラスのみんなで編んだニット帽も寄付するという。
編み物をするのはとても楽しいとソフィアさん。ニット帽に「ソフィアからの寄付」というタグを付けたらという母親のアドバイスには、「そんなものはいらない。私からのニット帽と思われなくてもいいの」と言ったと母親は語っている。