2019年12月19日 第51号

 クレジットカード会社ビザは、北米でのガソリンスタンドでクレジットカード払いを狙った詐欺が見つかったと注意を呼びかけた。ガソリン代を支払う時にクレジットカードを利用するとカードのデータが盗み取られる事件が今年8月に1件、9月にも1件発生しているという。

 そのやり口はかなり巧妙で、利用者がカードを機械に通すと、カード読み取り機に設置された装置でカードに付随している個人情報が読み取られる仕組みになっている。

 ビザはガソリンスタンド各社に、よりセキュリティの高いチップ式のカード読み取り機を導入するようアドバイスしていると発表している。チップ式カード読み取り機の場合、こうした事件にあう可能性は低くなると説明している。

 今回のガソリンスタンドでの詐欺事件について、カナダの場合はチップ式クレジットカードの普及率が高いため、カナダ国内で被害が発生する可能性があるかははっきりとは分かっていないという。

 ただ注意するに越したことはないようだ。

 

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