2019年12月19日 第51号
世論調査会社リサーチによるとブリティッシュ・コロンビア州でガソリン購入についてその姿勢が変化していることが分かった。
リサーチによると、なるべくガソリン価格が安い時に購入する人が増えているという。例えば、50パーセント以上の人がガソリン残量がまだかなりあっても価格が安くなっていれば購入すると答えている。5人に2人はガソリン価格が急に上昇した時にはガソリン購入が必要でもあえて満タンにしないと答えている。
さらに18パーセントはガソリンを購入するためだけにアメリカまで行くという。その傾向は特にメトロバンクーバーのフレーザーバレーの人々に顕著で、昨年の統計では約40パーセントがガソリンを購入するためだけにアメリカまで行ったと答えている。メトロバンクーバー全体でも20パーセントの人が同様にガソリンを購入するためだけにアメリカまで行ったと答えている。
BC州では今年の夏、1リットルが約1・70ドルまで高騰した。BC州だけ異常に高騰するガソリン価格に州政府はBC公益事業委員会に調査を指示、1リットルにつき13セントの目的不明な価格が上乗せされていることが分かった。ただ石油会社が調査に情報提供などで協力しなかったため、州政府は先月27日燃料価格公開法を可決。この法案については州民の80パーセントが賛成を表明している。
今回の調査は11月27日から29日まで約800人のBC州民を対象に実施された。現在ガソリン価格は1リットル1・3ドル前後に落ち着いている。