2019年12月19日 第51号

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は13日、2018年の食品産業が150億ドルの歳入を記録したと発表した。農水産・加工品産業がこれだけの歳入をもたらすのはBC州史上初めてという。

 150億ドルのうち、64億ドルはBC州内での売り上げによるもので、45億ドルはアメリカをはじめとすると海外市場への輸出、40億ドルはBC州以外の国内市場となっている。

 農水産業・食品産業に従事する人は6万3400人で、前年より2300人増加している。

 産業別では、35億ドルが農作物、13億ドルが海産物、100億ドルは加工食品となっている。加工食品のうち、BC州内で最も購入されたのはアルコール製品で、ワイン、ビール、スピリッツがBC州内で10億ドル購入されている。アルコール製品は海外への輸出は少なく、海外向け商品で最も多いのは養殖アトランティックサーモン5億4100万ドル、加工食品・自然健康食品が3億6100万ドル、ブルーベリーが2億4300万ドル、パンやクッキーなどの焼き菓子が2億3千万ドルとなっている。

 輸出先として最も多いのはアメリカ、次いでアジアへの輸出が多く、中国、日本、韓国、香港などに多く輸出されている。

 

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