2019年11月28日 第48号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで11月1日から続いているバスとシーバスの運転手らによるストライキは、27日から完全に運行を停止する可能性が出てきていたが、これを回避した。

 ストライキを決行しているバス運転手やシーバスのメンテナンス職員の労働組合ユニフォは20日、協議が再開されなければ11月27日から3日間、バスとシーバスを完全に運行停止すると全面ストライキ突入を発表していたが、27日午前0時半を前に双方が暫定的な協定に合意した。

 労働組合とコースト・マウンテン・バス・カンパニー(CMBC)は給与引き上げ額で合意に至っておらず、両者が批判合戦を繰り返していた。

 労働組合は、これまでバスもシーバスも部分的な運休でのストライキ実施だったが、CMBCが自分たちの主張を真剣に聴き入れていないため「労働者の力を見せつける」として完全運休に踏み切る、と説明していた。

 

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