2019年11月14日 第46号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーで実施されているバス運転手らによるストライキから13日目にようやく労働組合と会社側が話し合いを再開すると13日に発表した。

 メトロバンクーバーの公共交通機関トランスリンクのバス部門コースト・マウンテン・バスカンパニー(CMBC)と交渉を続けていたバス運転手や、メンテナンス職員で構成する労働組合ユニフォが、ストライキに入ったのが11月1日。以降、対決姿勢を強めていたが、12日に記者会見し13日から交渉を再開すると発表した。

 CMBCは組合の発表を歓迎するとの声明を発表。「必ず解決できる妥協点を見つけることができると期待している。公式な交渉に入るため、これ以上のコメントは差し控えたい」と語った。

 現在、組合とCMBCの間には6億ドルの開きがあると発表されている。組合側は給与引き上げのほか、労働環境の改善などを要求している。

 組合側は、もし交渉で納得できる提案がされず交渉が決裂すれば15日以降には、ストライキはさらに激しさを増すと釘を刺した。

 交渉は13日、14日と続けられる。

 BC州ジョン・ホーガン州首相は、両者が交渉のテーブルにつくことを歓迎した。

 

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