2019年11月7日 第45号
オンタリオ州の教育機関に勤める職員によるストライキが回避されたと3日、労働組合が発表した。職員ら5万5千人が参加している労働組合、公務員カナダ組合(CUPE)は提示された労働協定に79パーセントが賛成したと説明した。
3年間毎年1パーセントの引き上げで合意したことを明かした。しかし、教育機関の中では最も賃金が低い上に、インフレ率以下の引き上げ率に、賛成がもっと少なくなるかと思ったと組合代表ローラ・ワルトン氏は語った。
職員には、用務員や幼児教育専門家、事務職員らが含まれる。もしストライキとなれば、休校を余儀なくされていた。
オンタリオ州では、この他にも教師らによる3組合で州との交渉が続いている。すでに2組合はストライキ決行を賛成多数で決定、残り1組合はストライキをするかどうかの組合員による投票を控えている。
一方で、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島では学校職員のストライキが今週で2週目に突入している。
サーニッチのCUPEローカル411がストライキに入ったのは10月28日。11月1日には両者が話し合いを開始したと発表し、4日には学校が再開するとの見通しを語っていた。ただ3日になってBC州ロブ・フレミング教育相が折り合いをつける着地点の余地が少ないと語り、「できるだけ早く解決したい」と述べている。