2019年11月7日 第45号

 連邦グリーン党エリザベス・メイ党首が4日、党首を辞任すると発表した。この日記者会見したメイ党首は、この日限りで党首を辞任し、後進に道を譲ると語った。

 先月21日に実施された総選挙では、議席を3に増やした。若者の環境問題への関心から選挙戦後半には支持率を伸ばし、大幅な議席数増加と第3党への躍進も期待されたが、結局前議会から1議席を増やすのみに留まった。

 メイ党首はこの時期の辞任について、「党が最高の時だから」と語った。選挙では「初めて100万票を集めた」と述べ、「世界を見渡してみても、小選挙区制を導入している国でグリーン党がこれだけの票を集めた国はないと思う」と胸を張った。

 これまではブリティッシュ・コロンビア州のみで2議席だったが、今回はニューブランズウィックでも一人当選した。確実にグリーン党への追い風が吹いていると語る。

 新党首は来年10月に投票で決定する。メイ党首によると、実力のある人々が党首への立候補を予定しているという。ただ誰が立候補するかについての詳細は自分からは控えると語った。

 今回初当選したニューブランズウィック州フレデリクトンのジェニカ・アトウィン議員は記者会見の席で党首選に立候補する予定はないと語った。BC州ナナイモ-レディスミスのポール・マンリー議員は特に言及しなかった。

 今日付けで党首を辞任することから、新党首が決まるまでは元ジャーナリストのジョ-アン・ロバーツ氏が暫定党首を務めることも発表された。

 メイ党首は議員として残り、党を支えていくとしている。

 

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