2019年9月12日 第37号
オンタリオ州オタワで酔っ払いアライグマが出現したと6日に伝えたのはカナダ国営放送CBCオタワ支局。アライグマを見つけたのはオタワ市に住むエミリー・ロジャーズさんで、家に帰ると自身の庭にアライグマが昼寝しているのを発見したという。アライグマは通常夜行性で、もしかして死んでいるのではと思ったそうだが、よく見ると体は呼吸しているのか上下に動いていたと語っている。
しばらく観察していたそうだが、ほとんど動けない状態で、フラフラしたり、立つのが難しそうだったり、まるで泥酔しているようで、「何かおかしい」と思ったと振り返っている。
その後、動物保護センターに電話して引き取ってもらったという。
CBCオタワによると、同様に泥酔したようなアライグマは前日にも現れていたという。ジュリー・フォングさんと夫が見かけたフラフラしているアライグマの話を紹介。なんだか酔っぱらっているようだったと話している。またフェンスの上で昼寝をしているアライグマを見たとも語っている。
夜行性のアライグマが昼間から酔っぱらっているような状態で人前に姿を現している要因は、もちろん酒を飲んだからではない。どうやらベリー類やリンゴなどの野生のフルーツが熟して落ちた後、高い気温のせいで発酵した状態になっているところをアライグマが食べたせいではないかと専門家は語っている。
昼間から泥酔したような状態で寝ているアライグマは見ると愛らしい感じもするが、どう猛な動物なので見つけたら動物保護センターに連絡を。