2019年9月12日 第37号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ポートムーディ市ロブ・ヴァグラモブ市長が9日、同日から職場に復帰すると発表した。記者会見したヴァグラモブ市長は、私自身にとって、パートナーにとって、家族にとって悪夢だったと語り、市長職から離れていた間の市の案件が滞っていることについて申し訳なく思っていると語った。

 同市長は今年3月に性的暴行で起訴され3月28日から休職していた。容疑は、市長が市議時代の2015年4月1日に同州コキットラム市で女性に対して性的暴行をしたというもの。被害にあったという女性はCTVの取材に対してズボンの中に無理やり手を入れようとしたと語っている。同市長に対する告訴は2018年10月に実施されたBC州地方選挙の選挙活動期間中だった。

 記者会見では事件のことについては多くを語らず、近いうちに解決するとの見通しを語った。検察によると、同市長は12日にポートコキットラムの裁判所に出廷する予定になっているという。

 ヴァグラモブ市長は早く通常の業務に戻りたいと語り、市長としてのすべての職務に復帰すると明らかにした。ただし市警委員会役員の職務からは外れる。「職務復帰できてうれしく思っている。現在市が抱えている重要な案件にこれから取り組んでいきたい」と意欲を示した。

 

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