2019年8月1日 第31号

 7月28日、カナダ入国管理局のコンピューターシステムが朝からダウンしたため、国内の主要な空港での入国審査が滞り、多くの旅行客が長時間待たされることとなった。

 バンクーバー空港会社の広報によると、入国管理局のシステムがダウンしたという知らせが空港側に伝えられたのは、午前7時頃。この影響で、事前認証優先プログラム(NEXUS)取得者を含む全ての国外からの旅行者は、入国審査のために手書きで書類に記入する必要が出てきた。同空港への国際線の到着便が増え始める午前11時頃には、入国審査に人が並ぶようになった。

 そして午後1時半過ぎには空港関係者がツイッターに、空港職員が入国書類の記入を手伝ったり、飲料水を配ったりしていると書き込んでいる。ある旅行者はツイッターに、審査の列に4時間半以上並んでいると書き込んでいた。

 オタワ、カルガリー、またトロントといった他の主要な空港でも、同様の障害が発生し職員が対応に追われていた。なおカナダ入国管理局は、この件についてのメディアの問い合わせには応じていなかった。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。