2019年8月1日 第31号
ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市のレストランで7月19日夜、出された料理が生焼けだったことに対する客のクレームが、最終的には店主との殴り合いに発展した。
事件が起こったのは、同市中心部、ウェストミンスター・ハイウェイとクーニー・ロードの交差点近くの中華料理店「串酷碳烤(Chuan Ku BBQ)」。
注文したチキンウィングのいくつかが、中まで火が通っておらず生焼けだったことに腹を立てた5人連れの家族に対し店主は新しいチキンウィングを持ってくると申し出た。しかし、この客は他の料理もうまくないとクレームをエスカレート、合計で147ドルの会計に対し、50ドル札一枚をテーブルの上に投げ捨てるようにして、店から出ていこうとした。
店主は警察に通報するとともに、客に警察が来るまで店に引き止めようとした。しかし客は店主を壁に押し付けたり、争いを止めに入った店主の妻にも殴りかかったりした。争いは警察官が到着するまでの間、店の前で繰り広げられた。通行人が携帯電話で撮った短い動画には、店主の上にまたがり殴りかかる様子の客の姿が映っている。
警察官到着後、救急隊員が関係者のけがを診察したが、幸いに大けがを負った人はおらず、家族連れのうち3人には一時手錠がかけられたものの、現場検証のあと釈放され、逮捕者は出なかった。