2019年8月1日 第31号
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーを本拠地とするプロスポーツチームが今季は苦しんでいる。
カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)BCライオンズは7月27日、ホームBCプレースでサスカチュワン・ラフライダーズと対戦した。序盤からラフライダーズがタッチダウンを決めて得点を重ねる展開で、結局ライオンズは18‐45で大敗した。
これで今季7試合を終了し、1勝6敗、勝ち点は2。ホームではいまだ白星なしの西地区最下位に沈んでいる。CFLはレギュラーシーズンが18試合しかなく、すでにプレーオフ進出すらあやしい状況となっている。
一方、同じBCプレースを本拠地とするメジャーリーグサッカー(MLS)バンクーバー・ホワイトキャップスFCも今季は低迷している。
7月24日にはBCプレースで、北中米カリブ海サッカー連盟が主催するチャンピオンズリーグへの出場権をかけたカナダ国内トーナメント、カナディアン・チャンピオンシップ(CC)3回戦に臨み、カルガリーに本拠地を置くカヴァルリーFCと対戦した。カヴァルリーは今季開幕したカナダ国内サッカープロリーグ、カナディアン・プレミア・リーグに所属するプロとしてはいわば格下チーム。
しかしカルガリーでの第1戦に引き分けたホワイトキャップスは、第2戦となるこの日の試合で1ー2と敗れ、CCを3回戦で敗退した。
さらにレギュラーシーズンでも現在、5連敗を含む9試合連続勝ち星なし。こちらも西カンファレンス最下位に沈んでいる。
浮上のきっかけすらつかめないバンクーバーの両チーム。今季は試練のシーズンとなっている。
BCライオンズ対サスカチュワン・ラフライダーズの試合。7月27日BCプレース。Photo by Preston Yip