2019年6月27日 第26号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市に住む3人兄弟が、病気治療のためにバンクーバーを訪れる子供たちへの募金集めのため、家族が経営する農家でレモネード・スタンドを開いてきた。

 この3人は、長男で10歳のルーカス・マックスウェル君、次男で5歳になるダラス君、そして1歳のハリソン君。彼らがレモネード・スタンドで集めたお金は、病気治療のためにバンクーバーを訪れる子供と、その家族に宿泊先を提供している団体、ロナルド・マクドナルド・ハウス(BC州およびユーコン準州)に寄付される。

 3人は祖母が経営している農場、マックスウェル・ストロベリー・ユー・ピック・フィールドで今月6日から、朝の時間帯にスタンドを営業してきた。また彼らが学校に行っている時間には、祖母のノーマ・マックスウェルさんが集金を行った。

 寄付の目標額は2000ドルで、月半ばまでに1000ドルを達成。さらに子供たちの父親は、2000ドルを上限に、集まった寄付と同じ額を寄付することを約束している。

 なお兄弟が寄付集めをしたのは、今回が初めてではない。昨年は約500ドルを集め、BC州小児病院へ寄付している。しかし子供たちが楽しんでいるのは、寄付だけではない。今年85歳になる祖母と一緒に過ごせることがうれしいのだと、母親に語っているという。子供たちは今月末までレモネード・スタンドの営業を続ける予定だ。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。