2019年6月13日 第24号

 オンタリオ州南部、トロントから西に100キロほどのところにある、13万2千人弱の都市ゲルフで6日午後、自転車に乗った少年らが、線路に倒れていた男性の救助に貢献した。

 11歳から12歳の3人、ジョーダン君、ガブリエル君、そしてグリフォン君はこの日の午後、線路上に何かが横たわっているのを見つけた。近くに寄ってみると、それが自転車であり、さらに人が気を失って倒れているのも分かった。

 線路の先には工事現場があったので、彼らはそこへ向かい、働いている作業員に見たことを話した。作業員が911番通報を行い、駆けつけた救急隊員がこの男性に処置を施した。

 ゲルフ警察のジェニファー・ナダリン巡査は、この男性には医療処置が必要だっただけではなく、この線路を30分後には列車が通る予定だったと話し、この年頃の子供たちとしては緊急事態をよく把握して、人命を救ったことに讃辞を送っていた。

 この自転車3人組には、地元のアイスクリーム・チェーン店からアイスクリームがプレゼントされたほか、警察活動に関するジュニア市民賞候補に推薦された。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。