2019年5月30日 第22号

 晴天と高温が続き、乾燥した状態となっているブリティッシュ・コロンビア州の南部沿岸部では、30日正午より住宅の庭での焚火など、裸火の使用が禁止された。

 個人住宅で枯草やゴミなどを燃やす際の炎の大きさが、カテゴリー2(幅50センチ以上3メートル以下、高さ50センチ以上2メートル以下)となる焚火のほか、0・2ヘクタール以下の面積の芝焼き、ドラム缶型焼却炉(burn barrel, burning cage)などの使用、また花火やスカイランタン(天灯)を打ち上げることが禁止となる。

 対象となる地域はローワーメインランドのほか、バンクーバー島とガルフ・アイランド、サンシャイン・コーストのほか、ハイダグワイとなる。なお、この規制がいつまで続けられるかは、明らかにされていない。

 キャンプファイヤー(幅、高さとも50センチ以下の炎)は今のところ、局地的に禁止されている以外は制限対象とはなっていない。しかしキャンプファイヤーをする場合には、周りの状況に十分注意を払い、常に誰かが火の管理をするよう、沿岸部森林火災管理局では注意を喚起している。

 事業用裸火(幅3メートル以上、高さ2メートル以上)については規制は行われないものの、より厳重な管理と当局への登録がなされていることが必須となる。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。