2019年4月11日 第15号
カナダ最大の建設会社SNCーラバランの贈賄容疑から端を発したスキャンダルの渦中にいる、ジョディ・ウィルソン=レイボールド氏を支持する落書きが8日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市にある同氏の事務所前の道路に書かれているのが発見された。
場所は同市ブロードウェイとアルダー通りの交差点近く。赤と白のスプレーによる落書きは、片側3車線の道幅ほぼ全部と歩道を使い『カナダ人はジョディを信じている』、『ジョディに語らせろ』のほか『トルドー(首相)は国家反逆罪』、『カナダを再び偉大に』などと書かれていたが、最も大きく書かれていたのは『BC州を再び最高の沿岸部に(Make B.C. the best coast again)』だった。
事務所の窓ガラスにも落書きがあったらしいが、こちらはメディアの取材前に消されていた。同日早朝に落書きの通報を受けたバンクーバー市警察は、37歳の男を逮捕した。
この事件に対しウィルソン=レイボールド氏はツイッターで、彼女への支持を表明してくれることには感謝するが、財物損壊につながるような行動は慎むよう、呼び掛けていた。