2019年4月11日 第15号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョン・ホーガン州首相は4日、高騰するBC州のガソリン価格について必要なら対策を取ると記者団に語った。対策の内容については詳しくは語らなかったが、記録的な高値で生活が圧迫されるような場合についての「何らかの支援」を考慮しているという。

 メトロバンクーバーでは4日、基準値で1リットル1・64ドルまで上がった。州政府は今後も夏に向かってガソリン価格の変動には注視するという。

 ホーガン州首相はガソリン価格がいきなり12セントも上昇した背景についてはさまざまな要因が絡んでいるだろうと推測。ただ4月1日に引き上げられた炭素税は1リットルにつき1・2セントなため、高騰の要因とは考えていないと語った。

 専門家によると、メトロバンクーバーでのガソリン価格急騰は、ワシントン州にある2つの精製所が減産ペースなため、BC州内と北米西海岸北部全体で供給量が減っていることが主な要因と説明している。

 

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