2019年2月28日 第9号
オンタリオ州南西端、人口2万7000人余りの町レミントンで、ニセ札が出回っているのが確認された。オンタリオ州警察は12日、住民に注意を促すコメントを発表したが、今回のニセ札は今までの物とは異なり、見分けるのは容易だとしている。
それもそのはず、発見されたニセ20ドル札の両面には、中国語(普通語)が印刷されているのだ。そこには『練功券(訓練用お札)』、『禁止流通』といった文字が大きく印刷されており、漢字が読める人ならば、詐欺以外の何かの目的で印刷されたのだろうと推測できる。
カナダ中央銀行のウェブサイトには、ニセ札を見分けるポイントを解説したページがある。20ドル札の場合は、大きい『20』の印刷が若干盛り上がり手触りが異なっていること、メープルリーフの縁取りが透明なこと、また透明部分に透かしとして描かれているエリザベス女王の絵の色が、光の加減で変わることなどが挙げられている。最近はニセ札の出回る量が増加傾向にあるため、注意が必要だ。