2019年2月21日 第8号
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバー地区で、はしかの患者がさらに発見された。先週末までの時点で、その数は9人となった。
バンクーバー総合病院のアルセア・ハイデン医師はこの状況を、はしかの流行と呼べると取材に答えている。バンクーバー・コースタル保健局によると、このうちの8人は同市内の3つのフランス語公立校の職員、生徒、およびその保護者で、ジュール=ベルネ校がその中心とみられている。残りの2校はロゼ=デ=ボン校とアン=イベル校。
これらの学校にはしかが持ち込まれたのは、海外旅行から帰ってきた人によるものであることが、当局によって確認されている。なお今月初めに確認されていた、フィリピン帰りの旅行者のはしかのケースとは無関係だという。
なお患者の一人はBC州小児病院の救急外来を何回か訪れているが、その時に病院を訪れていた人に感染の恐れがあるとして、当局は次の時間帯に小児病院におり、また病気の症状が出た人は医師に連絡するよう、保健局は呼び掛けている。
- 1月21日 午前10時〜午後6時10分
- 1月23日 午後4時45分〜 午後11時10分
- 1月24日 午前8時13分〜 午前11時40分
- 2月1日 午後2時〜午後6時55分
ジュール=ベルネ校とロゼ=デ=ボン校では、予防接種を受けた証明がない生徒の登校を禁止している。今回のはしかの流行により、同州内の予防接種の接種率についての論議が高まることが予想される。予防接種を2回受けることで、99パーセントの予防が可能になるという。しかし1970年から1994年の間、BC州以外で育った人はこの予防接種を1回しか受けていない可能性があり、今回の患者の多くが1970年以降に生まれた人だった。